「ボジョレーヌーボー」 「ボジョレーヌーヴォー」 「ボージョレヌーボー」 「ボージョレヌーヴォー」
ボジョレーヌーボーは、毎年11月の第三木曜日と定められています。
「ボジョレーで作られた新酒」という意味をもつボジョレーヌーボーは、フレッシュさが売り!
そのため早く流通させたい生産者たちはどこよりも早くと、競争が激化します。これにより、フレッシュなおいしいワインを消費者に届けたいという当初の思いとは裏腹に、生産者たちは早さを競うようになってしまいました。市場には、飲み頃まで熟していない、質の悪いワインがどんどん出回るようになります。
品質を維持するために多くのルールが設けられている、ワイン大国フランスにとってこれは由々しき問題。そのため1967年にフランス政府は、ボジョレーヌーボーの解禁日を11月15日と設定し、それ以前の市場への出荷を禁止しました。
ところが、11月15日と設定したことにより、ひとつ問題が出てきました。それは、解禁日がワインの運搬業者の休みである、土日にあたってしまうこと。そのため、1985年より11月の第3木曜日を解禁日とすることに変更されました。第3木曜日になったのは、1984年11月15日が木曜日だったからという説があるそうです。
ボジョレーヌーボーは
「ボジョレーヌーボー」
「ボジョレーヌーヴォー」
「ボージョレヌーボー」
「ボージョレヌーヴォー」
と表記されるが、フランス語のカタカタ表記の仕方が統一されていないだけで
どれが正解でどれが誤りということはない。